「岩屋山」

向島にあるミステリーゾーン「岩屋山」
岩屋山は向島にある標高102mの山で、尾道大橋のすぐそばにあります。山頂には巨石群があり、夏至や冬至の太陽に合わせて岩が割れているため、大昔に人が手を加えたとも考えられています。岩の中には図形や仏が彫られたものもあり、信仰の聖地であったとされています。
しまなみ海道からも赤い幟と巨石を眺めることができます。山の中には6箇所のポイントがあり、巨石や尾道の風景を眺めることができます。すべて回ると駐車場からはおよそ50分あまりのハイキングコースになります。
山頂にある巨石群
イノシシのような岩
![]() 岩に掘られた仏 |
![]() 割れ岩 |
![]() 陽石 |
岩屋山の山頂にはイノシシのような岩や千光寺山が正面に見えるポイントがあり、千光寺の本堂は岩屋山に向けて建造されているとも言われています。
右上の写真は巨石を真っ二つにしたような割れ目があり、夏至の太陽が割れ目の東側から昇り、冬至の太陽が割れ目の西側へ沈むように造られています。右下の写真は人造亀裂のある岩で、古代陰陽思想に基づくと岩屋巨石が陰石、この下にある石が陽石だと考えられています。
尾道水道を一望
山頂から竹林を抜けると大元神社に到着します。大元神社の境内を抜け、奥に向かうと尾道三山パノラマビューです。
千光寺山、西國寺山、浄土寺山の3つを合わせて尾道三山と呼ばれ、それぞれの山にある古寺が岩屋山に向けて建造されていると言われています。この場所のみを目指す場合は、大元神社を直接目指して歩けば10分程度で着くことができます。